Mar 19, 2014

rec.

BTBのセルフ・レコーディングをスタートした

何年かかけてコツコツ集めてきた機材は
持ち運びが楽であることを前提にしたものばかり
年末に、臨時収入があったので
肝になるレコーダーを購入したのだけれど
それもまた非常にコンパクトなものだ

録音は、随分昔に思いついた方法を踏襲することにした
ベース、ギターは外音を出さず
ライン出力をミキサーで纏めて1トラックに送り込む

レコーダーのフォーン出力を4chヘッドフォンアンプで分岐して
メンバーそれぞれがモニターできる状態にする

この状態で「せーの」で録音すると
ライヴ的な勢いは保ったまま
ドラムの音のみを収録することが出来るわけだ

ドラムはマルチのマイキングで録る
オーバーヘッドLRにペアのコンデンサを2本
スネアとハットはそれぞれスタジオのダイナミックを
バスドラには低音収録用のダイナミックを

自分の好みで、タム単体にはマイクを立てていない
その代わり、アンビエントに1トラックを割り当てている
コンデンサにチューブをかましたアンビエントを
コンプで潰したレイヤーにすることで
各部の輪郭を出そうという目論見

一応ベーシックはひと通り録れた
持ち帰って音を確認すると、致命的な割れや歪みは無いようだ
ラインと箱鳴りを含めた出音をミックスしたベースも
上手く撮れているように思う

しかしギターの音は難しい
やはりダイナミック一本ではなく
コンデンサにチューブとコンプを通したものを
ミックスして録るべきだったかもしれない

ともあれ、機材のセットから何から
結構やること沢山あって大変ではあるのだけれど
やっぱり、こういう作業が好きなんだなと思う

やっと、また、こういうことを再開出来て
ほんとうに嬉しい

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Feb 06, 2014

20 years

7年ぶりに東京へ行った

新宿の人の多さに辟易しながら歩き
JAMの前で懐かしい顔に次々遭遇

リハを終えてから
数年ぶりに合う我が妹とその娘の璃子
これまた久しぶりのショウコちゃんと一緒に
お茶を呑みながらしばらくアレコレ話をして過ごす

短い時間だったけど、会えて良かった
こんどはまた京都にも遊びにおいで


               *


珍しく、一切酒を飲まずライヴに挑んだ
(もしかしたらそれが敗因だったかもしれない)

ラフなミスを何度かやってしまい
自分のプレイに関しては悔しさの残るライヴだった

Rockbottom, Raydios, Three Minute Movie
どのバンドも最高級のプレイで熱を放っていて
胸が熱くなる様な良いライヴだっただけに……

もうちょっと精進しねえとなあ


               *


友人たちとしばらく話してから
マサ(Smallspeaker)に送ってもらって中央線に乗り込む

お互いの今のことを中心に、電車の中で話し込む
過去の話は殆ど無い
今のこと、これからのこと

ここまで生き延びたんだから
これからもしぶとく生き延びる話をしたい
昔話なんか、ちょっとだけで良い
そういうことが、自然に分かち合える数少ない友
普段顔を合わせなくても、何年かぶりでも
ひとつもかわらない


               *


駅に迎えに来てくれた大槻(Smallspeaker)の家に向かう

大槻と話すのも、ほぼ九割方が今のことだ
マサと同じで、何年会わずにいてもすぐに伝わるものがある

深夜まで話し込み
翌朝もコーヒーを飲みながら尽きぬ話をする
音楽のこと、生活のこと、食べ物のこと

あっという間に時間が過ぎた
名残惜しさを感じながら、お暇する

ありがとう
20年来の親友、そして戦友
ぜんぜん違う場所で、俺たちは同じ敵を撃ってきた
これからもそれは続く

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Jun 11, 2013

time goes by

BTBのリハ後、久しぶりにシンタロウとゆっくり話した
今までの10年のこと、これからの10年のこと
10年前に二人で作った歌詞の内容と、そっくり同じだ

帰り道、少し酔った頭で音楽は何なんだろうと考える
分かっている、テーマがデカすぎることは
それでも、こうまでして音楽を続けるのは何故なのか
俺たちにとって音楽とは何なのか
いい年こいてても、どうしても考えざるをえない
分かっている、答えなど在りはしない


               *


休日、のんびり昼寝してから厨房に立つ
普段なかなか出来ない料理をしようと思い
レバー・ペーストを仕込むことにしたのだ
キロ単位の鶏の肝を扱うことに
別段、躊躇することも無くなってきた

とにかく丁寧に下処理することが肝だろうと思う
それと、火の通し方で食感が激変するだろう
生クリームを入れた滑らかな食感も良いかもしれないが
もうちょっとざっくばらんで田舎臭い方が好みだ

出来上がったものをバットにあけて冷まし
1/3を店用に容器にとって冷蔵庫へ移し
残りを小分けして冷凍しておく

作りたて直ぐより、寝かせたほうが味が落ち着くのだけれど
とりあえず住人にも試食してもらう
ムール貝のトマトソースパスタと
薄切りにしてカリっと焼いたパンにレバーペースト
ありがたいことに好評で、ひと安心した


               *


凛娯館の裏には琵琶湖疏水の分水が流れていて
この時期にはホタルが舞う
去年、引っ越してきた時にそれを知り、驚き、喜んだ

そっと素手で捕まえて、しばらく観察して
窓から流れに返す

もうすぐ1年か
よくもまあ、これだけ全力で走ってきたもんだ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Mar 14, 2013

家族(仮)

どうもうまく言葉に出来ない
久しぶりにステージでドラムを叩いた時のことを
書こうとしては手が止まり
やっと書きだしたかと思えば消し
繰り返しそんなことばかりしている

今回はどうも、Qちゃんとチャイナに
無理やり引っ張りだされたような気がしている
(あんたら生きてても死んでもメチャメチャやなあ)

でもまあなんか、まるで
しりあがり寿の漫画の世界に入り込んだようで
死者も生者もみな笑って音出して音聴いて
永遠に終わらない春の宴会場のようで
とても幸せな日でした

みんな、お疲れさん、ありがとうね
おかげさんでまた、音を出せました


               *


国民国家を構成する個々の権利主体から
グローバル資本における「客」としての消費主体へ
TPPが推し進めるのは、そのような移行だろう
消費者には、もちろん人権など保証されない

OBEY! BUY!

預言者としてのジョン・カーペンター(『ゼイリブ』を観よ)


               *


目覚ましが鳴るより早く目が覚めて
うつらうつら、短い夢をいくつもみていた

ステージの左側にこぶちゃん(KIRIHITO)がいて
反対側にはタニヤマさん(U.)がいて
二人共、人殺しみたいな顔でドラムを叩きながら
謎の小箱を触ってノイズを出している
そして中央には江頭2:50がいて
ノンマイクで叫び狂っている(もちろん何も聞き取れない)

組み合わせがあんまりにもはまり過ぎてて
覚醒した後「くっくっくっ」と声を出して笑ってしまった


               *


常勤職が決まった住人が、凛娯館から離れる
とても喜ばしい春である反面、寂しさもある

俺達は、まだ名付けられてない共同体を作っている
「家族(仮)」みたいなもんだと思う
血縁の無い、流動的な、家を同じくするもの

戦略であると同時にシェルターでもあるような
そういう家族を立ち上げ、練り上げ、時には壊し
再精錬しつつ、船にして水面を滑らせている

家を離れても、俺らは家族だからな

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Feb 08, 2013

台所とスタジオと黒ビールの日

仕事を終えて帰宅し
直ぐにトルティーリャを焼く準備に入る

じゃがいもをオイルで煮る間
スルメイカの下ごしらえをする
少し逡巡したものの
仕上がりを考えて胴の皮は綺麗に引いた
ごろ(肝)を外して塩をしたところで
煮上がったじゃがいもと玉ねぎをバットにとり
少々強めの塩を振ってフォークの背で荒く潰す
ボールに卵を溶いていもとしっかり混ぜあわせ
トルティーリャ用のフライパンで焼き始める
(じっくり焼くから、また時間が出来る)

春キャベツをザクザク切ってボールで水切りし
スルメイカの胴は少し華奢な輪切りに
大蒜とアンチョビをみじん切りにして
弱火にかけたオリーブオイルでしっかり炒め
スルメイカ、キャベツの順に炒めあわせ
黒胡椒をして蓋をし、中火で蒸し焼きにする

トルティーリャを平皿に取って
焼けていない面を下にフライパンへ戻し
揺すりながらあともう少し焼きを入れる

蓋を取ると、キャベツのかさがいい具合に減っている
味見をして、塩気を調節して
春キャベツとスルメイカのアンチョビ風味の出来上がり

トルティーリャを揺すりながら次の品を考える
コンソメを使った煮物を思いつく
あ、御飯も炊かないといけないな……

上手く焼き色のついた頃合いを見計らって
トルティーリャを皿に取る
焦げすぎても、焼きが足らなくても駄目
今日もいい感じで焼きあがった

赤蕪の皮を剥いて適当に切り
安かった太い白葱はざくざく大きめに
セロリの葉の部分を粗みじんに切る
短冊に切った豚バラ肉の塩漬けは
頂きもののスパイスミックスで風味漬けしてある
チリとパセリのいい匂い
コンソメスープで順に煮合わせて
少し煮詰めながら塩気を整えたら一品完成
葱と蕪の甘みとチリの刺激が良いバランス

店の仕込みが終わった所で
メークインの皮を剥き、人参を乱切りに
煮物には使わなかった玉ねぎの細切りも使おう
グレープシードオイルでいもをしっかり炒め
水を足し、味付け鯖缶と少量の出汁を入れ
煮立ったら人参と玉葱を放り込み
少量の醤油と砂糖で味を整えて強火のまま煮込む
(メークインだから煮崩れの心配なし)
適当に煮詰めたら、鯖じゃがの出来上がり
糸こんにゃく無かったのが心残り

頂きものの白菜が沢山あるので
細めにザクザク切って
薄揚げもザクザク切って
白胡麻の風味を付けた白出汁で、あっさり炊く

ニラの醤油キムチ(豚しゃぶと合わせた)の残りと
ガパオの残りを副菜にしてテーブルに並べ
本日は住人4人で夕飯

夕飯食べ終わったら、バタバタ用意して
自転車にまたがりスタジオへ

風が強く、寒い
昼間読んだ、在特会を巡る彼是を思い出し
怒りで腸が煮えくり返りそうになりながら
ペダルを漕ぎ、走る

まだまだトレーニング不足だけど
やっぱりドラムを叩くのは面白い

黒ビールを一缶買って帰宅し
寝間着に着替え、プルタブを引き
相方と少し話しながらビールを飲み
週末夜営業のメニューを考える内、眠りに落ちた

そんな日常です

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Jan 25, 2013

料理と音楽と釣り

スタジオでドラムを叩く行為から遠ざかっていた間
端的に「音に没入すること」から遠ざかっていた
ということに気づく

「外からどう聴こえているだろう?」というノイズは
思いのほか音量が大きいものだ
自分のプレイを客観的に、などと言えば聞こえは良いが
要するにそれは他人の評価を気にする卑屈な意識の残響で
悪い意味でのノイズに過ぎない(音には「良いノイズ」がある)

バランスよく身体が制御できている状態で
音に没入している間、悪いノイズが消える
音と身体の間にあった薄皮が剥がれ
音の憑依が起こる
荒くおおまかに分割されていた打点と打点の間が
無段階にどこまでも広がり
打つべき点までの距離が綺麗に見通せる

自分が未熟だと思うのは
身体の制御に至るまでの助走が長く
音に没入できる時間もたいして持続できないからだ

未熟さを脱するにはトレーニングしかない
終わらないと分かっていても
それをするより他無い
しかし、その終わらない感覚こそが楽しいのだ
それを、随分長い間忘れていた

あくまでも「自分にとって」の話なのだけれど
料理も、音楽も、そして多分釣りも
没入の感覚はとても良く似ている

だからこうやっていつまでも
胸が高鳴るし、心が踊るのだ
料理も、音楽も、釣りも


| | Comments (0) | TrackBack (0)

Jan 08, 2013

もういちど叩き始める

約1年半ぶりにスティックを握り
4年ぶりにドラムセットを前にしたスローンに座った

方々に「もう二度とバンドはやらん」と言っていたのだけれど
結局、またやることになった

シンタロウと一緒にバンドやるのは
8年ぶり、かな?

ハイペースな活動は無理だけれど
まあ、ぼちぼちやっていきますわ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 11, 2012

オワカレ

着ていない服、使っていない道具類、壊れた家電
不要物をあれこれと処分し始めることになり
大きなラックにドデンと収まっていた3点キット
少し特殊なドラムのことを考えていた

高いものではないけれど
自分の好みに拘って揃えたキットで
ハードウェア類も、中古ながら良い物を買った

数えるほどしか出番がなかったけれど
色々と思い出深い
しかし使ってやれないのが不憫だ

これからもドラムを叩くとは思うのだけれど
免許も車もない人間が、またこいつを使うとは思えない
だから使ってもらえそうな人に譲ることにした

パールのエントリークラスのキットを改造したもので
タムは10インチ
よく乾いていて、音抜けは良い

12インチのタムを改造してフロアにしたもの
ピッチは高めになるけれど
アタックの輪郭が明瞭で、好みの音が出た

バスドラは16インチのフロアを改造したもの
フープはそのままだし、構造上胴鳴りは小さいのだけれど
アタックのPA乗りはとても良くて、ライブハウス向けだと思う

久しぶりにケースから出して組み
兄から譲り受けたPlanar45mmで
慈しむようにして画像に収めた

サヨウナラ、大好きなドラム
まあでも、またすぐ会える

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Jun 11, 2010

バスドラム

少し前にもらったJESUS FEVERの音源(お蔵入りしていたもの)を
料理の下ごしらえをしながら聴いた

如何にもチャイナらしい踏みかたで
如何にもチャイナらしい場所に落とされるバスドラムの音を聴いて
しばらく、涙が止まらなかった

すとん、と気持ちいい場所に落とし込まれ
忍耐強い空カウントの後に
また、すとん、と杭を打つように低音のアタックが差し込まれる

すとん         すとん         すとん 

高い位置のスローンに腰掛けたチャイナが
今にも怒りだしそうな顔で目を瞑って
猫のような右手でハイハット撫で
ターンをキメる水泳選手のような左手でスネアを打ち鳴らす
その姿をありありと思い出して
包丁を持ったまま、しばらく泣いた


               *


俺は今まで一度として
自分を「ミュージシャン」であるとは思ってこなかったし
これからもずっと
そういう自意識を持つことはないだろうと思う

でもな
ドラマーだとは思うんだよ
この何年か、ろくずっぽ叩いちゃいないけど
やっぱりドラマーだと思う、俺は

チャイナ、気づかせてくれて有難うな
またボチボチ叩くよ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Aug 07, 2008

slap, bang and beat

ジョンさんの部屋に集まっていたのは
You Gotta Hempのメンバープラス・アルファで
既に何の名目で集まっているのかはさっぱり不明なのだが
ジョンさんが仕込んでくれた韓国料理の数々は最高に美味くて
焼いたバラ肉をサンチュに包む手が止まらなかった
大きな声で話して笑って呑んで
気がついたら撃沈

ありがとう
ジョンさん、今度は家に遊びにおいで


               *


激しい夕立の後
降りる駅のひとつ手前で電車が動かなくなった
落雷に冠水に停電と、現場は混乱の極みだったようで
待っても埒が明かないから下車してHandybikeを組み立てた

朱色の空からは時折思い出したように雨粒が垂れ
30年以上前の遊び疲れた帰り道を、ふと思い起こした

野菜まみれの夕飯で軽く焼酎の水割りを飲み
梵と相方と一緒に散歩した後は
薄荷油を垂らしたぬるい風呂にゆっくり浸かり
骨に溜まりかけていた疲れを抜き取る


               *


この1年程の間
自分とドラムと音楽との関係のことを
通低音のように考えてきた

一時期
ドラムに対して能動的になれないばかりか
スティックを握ることに対する激しい嫌悪すらあった
大袈裟に聞こえるかもしれないが
ドラムを叩くことを想像するだけで吐き気がすることさえあった


 はっきり言えば
 呪わしい気持ちだった


やがて
プレイヤーとしての枠を外して
リスナーとして純粋に音楽を聴くようになり
のんびりと音楽に対峙できるようになった

それで
そろそろ叩きたいなと思い始めて

しかし
どういう形で音楽に能動的に対峙しようか、と

彼是つらつら思案を巡らせ
漸く、少しだけ方向が見えてきた

ごくごくパーソナルな音楽
下らない価値基準を全て廃棄処分して
自分の設定したハードルだけと戦うような
そんな音楽をやれれば良いなと思っている

しかし先は長いな
まあ、ゆっくりやるけどね


               *


『ミリオンダラー・ベイビー』という映画を観た

クリント・イーストウッドの監督作を観たのは初めてかもしれないが
集中力がまったく途切れることの無い画面構成と演出に驚かされた
特に、シャドーによって目の表情がまったく窺えない形で
より効果的に感情を表現する演出の見事さには圧倒された

観終わった後の深い嘆息のような想いは
『デッドマン・ウォーキング』を観た後のそれに近かった


               *


二日程の間に
持っている4台の自転車に、それぞれの目的で跨った
で、ママチャリ的に利用されているGIANTのMTBを
更にママチャリ的な方向へ持っていこうと、そう思ったのだ

積載力方面に特化して
梵を乗せたり大量の缶詰を載せたり出来るような
そういう「お父ちゃん的」な一台にしようと思う
ちょっと馬鹿馬鹿しくて今からワクワクしている

| | Comments (4) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

book | cooking | dog's life | drums | Eat | fiction | fishing | fukushima | health | LIQUID SCREEN | movie | music | news | ordinary