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Aug 07, 2008

slap, bang and beat

ジョンさんの部屋に集まっていたのは
You Gotta Hempのメンバープラス・アルファで
既に何の名目で集まっているのかはさっぱり不明なのだが
ジョンさんが仕込んでくれた韓国料理の数々は最高に美味くて
焼いたバラ肉をサンチュに包む手が止まらなかった
大きな声で話して笑って呑んで
気がついたら撃沈

ありがとう
ジョンさん、今度は家に遊びにおいで


               *


激しい夕立の後
降りる駅のひとつ手前で電車が動かなくなった
落雷に冠水に停電と、現場は混乱の極みだったようで
待っても埒が明かないから下車してHandybikeを組み立てた

朱色の空からは時折思い出したように雨粒が垂れ
30年以上前の遊び疲れた帰り道を、ふと思い起こした

野菜まみれの夕飯で軽く焼酎の水割りを飲み
梵と相方と一緒に散歩した後は
薄荷油を垂らしたぬるい風呂にゆっくり浸かり
骨に溜まりかけていた疲れを抜き取る


               *


この1年程の間
自分とドラムと音楽との関係のことを
通低音のように考えてきた

一時期
ドラムに対して能動的になれないばかりか
スティックを握ることに対する激しい嫌悪すらあった
大袈裟に聞こえるかもしれないが
ドラムを叩くことを想像するだけで吐き気がすることさえあった


 はっきり言えば
 呪わしい気持ちだった


やがて
プレイヤーとしての枠を外して
リスナーとして純粋に音楽を聴くようになり
のんびりと音楽に対峙できるようになった

それで
そろそろ叩きたいなと思い始めて

しかし
どういう形で音楽に能動的に対峙しようか、と

彼是つらつら思案を巡らせ
漸く、少しだけ方向が見えてきた

ごくごくパーソナルな音楽
下らない価値基準を全て廃棄処分して
自分の設定したハードルだけと戦うような
そんな音楽をやれれば良いなと思っている

しかし先は長いな
まあ、ゆっくりやるけどね


               *


『ミリオンダラー・ベイビー』という映画を観た

クリント・イーストウッドの監督作を観たのは初めてかもしれないが
集中力がまったく途切れることの無い画面構成と演出に驚かされた
特に、シャドーによって目の表情がまったく窺えない形で
より効果的に感情を表現する演出の見事さには圧倒された

観終わった後の深い嘆息のような想いは
『デッドマン・ウォーキング』を観た後のそれに近かった


               *


二日程の間に
持っている4台の自転車に、それぞれの目的で跨った
で、ママチャリ的に利用されているGIANTのMTBを
更にママチャリ的な方向へ持っていこうと、そう思ったのだ

積載力方面に特化して
梵を乗せたり大量の缶詰を載せたり出来るような
そういう「お父ちゃん的」な一台にしようと思う
ちょっと馬鹿馬鹿しくて今からワクワクしている

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Comments

等身大の音楽には必ず感動が在ります
僕は それだけ の為にしかやってません
なので意地で辞められなく成りました 笑

帰ってくる場所は一緒ですよ
逃げられませんよ 笑

容よりも内容です
だからやり続けています

今度 ママMTBの後ろに乗せて 下さい 微笑
 

Posted by: RK2 | Aug 07, 2008 20:28

そうだねえ

昨日からずっと
戦後の日本が到達しえた
最大級の思想を要約したフレーズを
ぼんやり考えてました

「これでいいのだ」

ところで
ママMTBのケツに乗ろうと思ったら
ヨガ行者にでもなって間接外さないと無理だよ(笑)

Posted by: zung | Aug 08, 2008 09:47

昨日はすいませんでした!
もっとちゃんと説明するべきでした。

大好きな物と向き合うのは時に残酷なときがあります。
大好きだからこそ、そしてその小さな輪の中でまっすぐ向き合ってるからだこそなんでしょう。
僕も本当は2年くらい前、うんざりしてやめることを考えた時があります。
でも一度その輪を出てその輪を見てみるといろんな物が見えてきます。やっぱり好きなんですよね。(笑)

誰かがやめるのは簡単なことだといってましたが、僕はうそだと思います。

何を言いたいんだかわかんなくなりましたが簡単にまとめますと.....一人のファンとしてZUNGさんのドラムをどんな形であれ聞ける日を楽しみにしてます!!!!!

Posted by: ササ | Aug 08, 2008 11:08

まあまあ
また会う機会もあるだろうし
気にしない気にしない

色々有難う
ひとつひとつ、とても身に染みます

ドラムが嫌になってやめたわけじゃないのに
結果的に(一時的とはいえ)ドラムが嫌になったのは
かなり不可解な経験だったねえ
そのかわり、色んなことを考え直すことが出来たのは
得がたい経験だった

やめるのは簡単じゃないよ
そういうのは
自分に見えているものだけしか考えず
自分の知らないことが沢山あることを知らないような
要するに、自分が何でもかんでも知っていると
思い込んで思い上がっているような
そんな浅はかな人が口にする類の言葉だと思う

だから例えば、そういう人には
「難しいことなんか何一つ無い」という言い方と
「簡単なものなんて何一つ無い」という言い方が
時と場合によって、あるいは立場と生き方によって
なんの矛盾も無く同時に成り立つということを
どうしたって理解できないだろうと思う

それは、仕方の無いことかもしれない
だけど、そういう人とはもう関わりあいたくない

まあそんな話はともかく
色々有難う

またゆっくり呑みながら
音楽の話でもしよう

Posted by: zung | Aug 08, 2008 15:28

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